11月7日(土)10:00-11:30 ゆるゆるトーク会 参加受付中 お申し込み→

子どもの思春期に寄り添う声かけ ──「どうしてこんなに怒るの?」の理由を、科学の視点から教わりました

ゆるり

さいきん、うちの子、ちょっとしたことで急に怒るの。わたしの育て方が悪かったのかな…。

ゆるる

あのね、それ、理由があるんだって。10月の会でね、科学的な視点から思春期についてお話せもらったよ。

ゆるり

理由……?

ゆるる

うん。それって成長の過程なんだって。読んだら、ちょっと気持ちが軽くなるかも。

目次

「思春期」って、なんだろう

思春期とは

子どもの体と脳が、大人に向かって大きく変わっていく時期。見た目の変化がわかりやすいぶん、脳の中でも同じくらい大きな工事が進んでいることは、あまり知られていません。

お子様が中学生で暴言を吐いたり、急に怒ったり。高校進学が近づくにつれ、親の気持ちは焦る‥。話たいのにうまく話ができない。

そんなお声を聞いてきました。そこで、10月のゆるゆるトーク会は、「思春期」をテーマにしました。

ゲストは、特定非営利活動法人 教育の機会をつなぐ 三つ葉 代表の三浦純子さん。生命科学を学ばれた方で、思春期の体と脳のことを、科学の視点からお話いただきました。

前半が「思春期の体と脳のこと」、後半が「声かけのケーススタディ」。

開催の記録

日時2026年10月3日(土)14:00〜15:30
会場吉浜ふれあいプラザ 2階
定員10名
参加費100円(飲み物代)
ゲスト三浦純子さん(特定非営利活動法人 教育の機会をつなぐ 三つ葉 代表)
テーマ思春期について ── 生物学的・脳科学的な視点から

前半 ── 子どもの中で、いま起きていること

前半は、思春期に起きている体の中のお話。大脳新皮質が大きく発展し、理性で自分自身を制御できるのが人間であるとか。

今は、脳の中を整理整頓している時期。

思春期の子どもは、脳が発達している真っ最中なのだそうです。

脳の部分いまの状態
前頭前野まだ発達の途中。=ブレーキが弱い
扁桃体ホルモンの影響で、感情が活発に

前頭葉が発達途中でブレーキが弱い。でもホルモンが全身をめぐることにより扁桃体が刺激され感情が大きく動く。

だから、イライラする。急に怒る。気持ちが大きく揺れる。そして、自分でも気持ちをコントロールしにくい。これは、思春期に起こりやすいこと。その子が特別なわけではない、ということでした。

また、これまで増やし続けてきた神経細胞の整理整頓の時期。脳は使わない回路を削り、よく使う回路を太くする大掃除をこの時期に行っている(プルーニング)を行っている時期。

受け止め方が、変わる

ここを知っているかどうかで、親の受け止め方が変わります。

✕この子の人間性だと捉える
○「今は、そんな時期なんだ」と理解する

親であるわたしたちが、思春期の特徴を知っておくこと。それだけで、見える景色が変わってきます。

後半 ── どう声をかける?

後半は、ケーススタディを使って、みんなで考えました。

「自分だったら、どんな声をかけるだろう?」

いくつかの選択肢から選びながら、じっくり考える時間になりました。

「この声かけが正解」はない

すべての子どもは、背景にある環境が違います。Aさんに届いた言葉が、B君には違う受け止め方をされることもある。

同じ言葉でも、これだけで変わります。

  • タイミング
  • 声色
  • テンポ
  • トーン
  • そのときの子どもの状態

受け止められることも、受け止められないこともある。

そう聞いて、少しほっとしました。うまくいかない日があっても、それは失敗ではない。

今のその子に合っていなかっただけ。トライしていくうちに「この子にはこの声かけが合うな」、「今いい感じで話ができている」を見つけ出していく。

参加された方から出てきた声

アンケートに書いてくださった言葉を、そのまま載せさせていただきます。

子供の反抗が自分の育て方が悪かったかと考えがちでしたが、今日のお話で脳の部位の発達が思春期の行動に関わっていると知ることできて私の気持ちが軽くなりました。

思春期の子どもたちはとても揺れ動いていて、本人もどうしたら良いか分からないんだなということが知れて、子どもの見方、関わり方の参考になりました。

本人の成長を信じて気長に待つというのもひとつの手かもしれないと感じました。声掛けのところでは、私はついつい思ったままストレートに子どもに伝えてしまうので、子どもがどう受け取るか、一呼吸おいて考えられるようにならなきゃ、と思いました!

「あなたはそういう性格なのね」ではなく、「そういう時期なのね」ということばがとても良かった。

参加のお母さんたちが、会を重ねるごとに明るい表情になっていくのを感じます!

子どもと大人、それぞれの気持ち

思春期の子どもは、まだ先の見通しを立てにくい時期。

子ども受け止めてほしい/理解してほしい
大人先が見えるから、不安になる

だからこそ、大人が答えを決めるのではなく──子ども自身が納得して、自分から一歩を踏み出せるように、「自分で決める」ように導けるように。

進路のタイムリミットが近づくにつれて、親は焦ります。でも、一番大切なことは、「子どもが決める」こと。時間よりも子どもの気持ちを優先。(これが大変なのですが‥)

大人にできること

大人自身の不安な気持ちを、一度そっと横に置いて。

①必要な情報を伝える
②選択肢を伝える
③「いつでも相談してね」と伝える
④話したくなったときに話せる環境をつくる

思春期を知ることは、子どもを理解するだけでなく、親の不安を少し軽くすることにもつながる。

おわりに

ご参加くださったみなさんも、ありがとうございました。初めての方も来てくださり、色々な話を共有できたことが大変嬉しく思っています。

知らないままだと、自分を責めてしまう。知っていると、少し待てる。

その「少し」が、親子のあいだの空気を変えていくんじゃないかなと思っています。

「どうしてこんなに怒るんだろう」の答えが、育て方だけじゃないと知っている親が、増えることを願っています。

ゆるる

ひとりで抱えなくて、だいじょうぶ。

参加してみたい方、聞いてみたいことがある方は、お問合せ、Instagram(@yuru2_talk)のDM、または公式LINEから送ってくださいね。

はじめての方も、お一人でも、だいじょうぶです。

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