
「ゆるゆるトーク会」で聞こえてくる声と、いま起きていることを、
共有させていただきます。
不登校は、子どもや家庭だけの問題ではありません
全国の小・中学生の不登校は、令和6年度の文部科学省の調査で353,970人。12年連続で増えています。
| 全国の小・中学生の不登校 | 約35万4千人(令和6年度) |
| 小学校 | 約44人に1人 |
| 中学校 | 約15人に1人(1クラスに2〜3人) |
出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」令和6年度
企業・事業主のみなさまへ
辞めているのは、ほとんどが母親です
近年、この数字の影で「不登校離職」ということばが使われるようになりました。
子どもが学校に行かなくなったことをきっかけに、親が仕事を辞める、というもの。
NPO法人キーデザインが2026年に全国1,234件の保護者に行った調査では、こんな結果が出ています。
| 退職した割合 | |
|---|---|
| 母親 | 19.93%(約5人に1人) |
| 父親 | 0.67% |
| 差 | 約30倍 |

辞めるところまでいかなくても、働き方を変えた人はもっと多くいます。
| 働き方に起きたこと | 件数 |
|---|---|
| 遅刻・早退・欠勤が増えた | 434件 |
| 退職した | 241件 |
| 有給休暇を消化した | 219件 |
| シフト・勤務日数を減らした | 173件 |
| 時短勤務に切り替えた | 173件 |
| 一時休職した | 107件 |
| 仕事との両立が「大変」 | 95.4% |
| 仕事を辞めたいと思ったことがある | 84.1% |
| 収入が減った | 50.3% |
| 支出が増えた | 79.7% |
出典:NPO法人キーデザイン「不登校離職実態調査」2026年4〜5月実施・回答1,234件
パートで働くお母さんが突然辞めてしまう。その背景に、子どもの不登校があることは珍しくありません。
- 朝、子どもの様子を見てからでないと家を出られない
- 急に学校に行くと言うことがある。
- 学校からの連絡で早退することが増える
- 休みが続くと職場に居づらくなり、自分から辞めてしまう
朝、子どもをひとりにできない。学校からいつ連絡が来るか分からない。
そうした日が続くうちに、勤務時間を削り、有給を使い切り、やがて辞める。
この数字は、そういう積み重ねの結果になっています。
本人は「迷惑をかけている」と思い込んでいることが多く、
事情を職場に話せないまま辞めてしまうケースがあります。
文部科学省も2025年11月に、事業主・労働者向けの資料を出しました。社員への情報周知と、柔軟に休める制度づくりを呼びかけています。
共同印刷株式会社さんは2023年1月から「ライフサポート休業制度」を導入し、子どもの不登校を理由とした最長2年間の休業・最長3年間の短時間勤務を認めています。
役員の方、従業員のみなさま向けに、不登校の子をもつ保護者がどんな状況に置かれるのかをお話する講演。その対策方法を一緒に構築します。また、当事者の保護者が安心して話せる座談会(ゆるゆるトーク会in企業様)を開くことができます。
学校・先生方へ
会で保護者から出てくるのは、これまで通ってきた経験の話。
急に居場所がなくなると、心の傷が深くなってしまう。立ち直るのに、時間も労力もものすごくかかる。
少し行きづらくなった段階で使える場所が、ほしかった。
完全に行けなくなる前に、居場所などの情報が欲しかった。
「先生の何気ない一言に救われた」という話もよく出ます。学校の先生の言葉は、保護者にとってとても大きいものです。逆に、悪気のない一言が長く残ってしまうこともあります。
その差がどこにあるのかは、保護者に聞いてみないと分からない部分があります。
教員研修や校内の勉強会で、保護者が子供が学校に行かなくなってきた時からの心理状態、その時どんな言葉をかければ良いのか、保護者が助かるのかを、お話いたします。
そもそも不登校は何か、法律ではどのように考えられているのかからお話します。
地域のみなさまへ
「不登校=甘え」「親の育て方の問題」。そう思われてしまうことが少なくありません。
しかし、2016年に成立し翌年施行された教育機会確保法で、考え方は大きく変化しています。
- 不登校は「問題行動」ではないこと
- 子どもが学校を休む必要があること
- 学校以外の場での学びも大切であること
これらが法律に位置づけられました。いまの考え方に、そっとアップデートしていただけたらうれしいです。
参考:文部科学省「教育機会確保法の基本的な考え方をお伝えします!」
地域の集まりや子育てサロンなどで、不登校をめぐるいまの考え方や、家庭で起きていることを30分程度お話しできます。
ご相談ください
決まったプログラム等は、用意していません。それぞれの場所での困りごと、問題は、1つ1つ異なります。
それを細かく伺った上で、できることを一緒に考え、内容を組み立てるようにしています。
「こんなことはできますか」「こんなことに困っていて‥」という段階のご相談でも大丈夫です。
まずは、お気軽にお声かけください。伴走型で一緒に考えていけたらと思っております。
